説明するということ

行政書士の仕事の大切な一要素として「説明」があります。どなたであれ、相手の方がわかるように事柄を伝達し、その事柄の理解において合意すること。一般にも「説明義務」「説明責任」といった言葉がありますね。

今朝は市川市役所ほか、本八幡駅近くの官公署に行く用がありました。
事務所のある東西線行徳駅付近からは「京成トランジットバス」の路線があり、従前より便は良かったのですが、交通渋滞に巻き込まれることも少なくありませんでした。それが今日、いつも混雑するバス停の付近でまったく停車することなく、行きも帰りも一度の青信号で通過することができました。

間違いなく、外環道(三郷南~高谷)の開通と、それに伴う周辺一般道の整備のおかげです。

5月の終わりごろでしたか、国交省首都国道事務所発行の広報誌、「みどりの道」が朝刊と一緒に届きました。20ページ強の、大きな、立派なものでした。これを主要紙すべてに入れたのかと思いました。
中を開くと、松戸市上矢切から市川市高谷までのすべての区間とその周辺の地図が20ページ近くにわたり見開きで掲載されていました。交差点や歩道橋の状況、ランドマーク、ジャンクションの写真など、漏れのないように、同一の場所があるページに載っていたら次のページもその場所を含めて始まるという連続性で、ルートを完全に網羅したものでした。
決して長い文章やたくさんの図表が載っているものではありません。ですがこの冊子を見たときに、説明責任を果たすってこういうことだな、と思いました。
動くお金の額、関係する人の数、何かを犠牲にしなければならなくなる人の数、そして時間。それらがとてつもなく大きくなった事業について、私にとってはこの決して多弁ではない冊子が必要かつ十分に、説明してくれていました。

表紙には「本事業に多大なるご理解・ご協力をいただきましたこと、心より感謝申し上げます」との一文がありました。
この区間の開通には50年という年月を要したと聞いています。50年。そのときに入省された方でさえ、すでにOBです。特に用地買収には難航されたと聞きます。私が20数年前に千葉に越してきたころ、市川市北部では外環道に反対する地権者の方の立てた看板が多く目についたものです
間違いなくたくさんの方の思いの込められた冒頭の一文に、胸が熱くなりました。

そして今日、外環道開通の効果で道路渋滞もなくストレスフリーに往復できた現実のありがたさを噛みしめています。

http://www.ktr.mlit.go.jp/ktr_content/content/000703817.pdf

 

「説明」という言葉の、「相手にきちんと伝える」という要素を思うときに、いつも思い出す心やさしいツイートがあります。

広島入局管理局のツイート

平易な日本語とスペースの使い方。見ならわなければなりません。
この他にも、各地の入管がアカウントをもって混雑状況を毎日ツイートしています。特に混雑の激しい名古屋入国管理局では複数の言語で窓口の状況がアップデートされます。
窓口に来られる方にとって、わざわざ仕事や学業の調整をした上での手続きですから、混雑状況の把握は大きな意味を持ちますし、担当官の方にしても、ツイートを見てもらい少しでも混雑が分散されれば、一人一人の方の審査により注力することができます。
そういった実用面から出たものとは言え、この広島入管のツイートのテンプレを作られた方の「やさしさ」には脱帽です。

FYI, 下記がその “法務省入国管理局・各地方入国管理官署からのツイートです。”