鲁迅的”道” ~Books for abroad and for all the children of foreign nationals in Japan

本日令和元年12月7日,千葉県船橋市に本拠を置くNPO法人・情報ステーションさんより,海外で日本語を学ぶ人材のための補助教材として,様々な書籍を寄贈いただきました。

書籍は,来週の送出し国視察の際に持参させていただき,我々の取り組んでいる国境を越えた人材育成のための試みの一環として,フィリピン共和国のある大学と,日本語教育機関とに寄贈いたします。

情報ステーションさんは,全国に100か所を超える数の「民間図書館」を運営されています。
書籍は,すべて一般からの寄付によるものです。
その一部を我々の取組みのために継続的にご提供いただけることを,先日正式に理事会にてご承認くださいました。

一般の日本の家庭や企業の方からの善意がこうして海を渡り,かの地で日本語を学ぶ若者の糧となり,やがては彼ら彼女らが,海を渡って私たちの国に働き手としてやって来てくれます。
手っ取り早く安価な労働力としてアジアから人材を集めようとする動きとは対極にある,一見「回り道」のような取組み。
この気の長い物語にご理解を示して下さった,木村代表はじめ法人の皆様に,心より感謝申し上げます。

Books for abroad and for all the children of foreign nationals in Japan.

先般文部科学省より,我が国に住民登録のあるすべての外国籍の子どものうちの16%が「不就学」もしくは「就学状況不明」という調査結果(速報値)が発表されました。

外国籍の子どもは義務教育の対象でこそありませんが,望めば我が国では誰もが等しく初等中等教育を受けることができます。国籍,人種,信条,宗教は関係ありません。

最大の問題は,就学についての情報が親の元に届いていないことと思われますが,中には,たとえ就学しても日本語ができずに授業についていけない,いじめられるなどの理由で小学校を中退してしまう子どもも少なくないと推測されます。

文字は,言葉は,その人の足腰になります。150年前,新しい時代の大きな波に直面した日本人が,誰もがひらがなぐらいは読める,せめて自分の名前は自書できる,という,「明るく強い足腰」でその波を乗り越えたように。

我が国がその労働政策においてついに「開国」へと舵を切った今,私たちの言葉を学ぼうとするすべての人に,我々の先人たちと同じ「明るく強い足腰」を,持たせてあげましょう。


思うのですが,正しいことを行なうのに近道などないのですね。
その証拠に,いつも愚直なまでに正しいことばかり言っていたら,気づけば思いを同じくする方々がお力を貸してくださるようになっていました。

思うに希望とは、もともとあるものともいえぬし、ないものともいえない。それは地上の道のようなものである。もともと地上には道はない。歩く人が多くなれば、それが道になるのだ。
(魯迅「故郷」より)

魯迅が教科書に出てきたのは何年生ぐらいだったのでしょうか。
その当時,よく理解できなかった言葉の意味が,今,少しずつ身に染みています。

最後になりましたが,情報ステーションさんをご紹介くださった,株式会社いしとも・相澤友夫会長と,その相澤会長に私を引き合わせてくださった谷口亨弁護士に,あらためて,心より御礼申し上げます。

 


ふじ行政書士事務所とTERAKOYA ICHIKAWA PROJECT※は,海外の日本語学習者に送る書籍,国内で学ぼうとする外国籍の子供たちの役に立つ書籍など,日本語学習者向けの補助教材となる本を集めています。

お寄せ下さった本は,皆さまのお名前とともに,寄贈先に責任を持って届けます。
また,寄贈先の海外教育機関,日本語学校等は,悪質な仲介者や外国人を安価な労働力としてしか見ない日本側関係者らの一切入り込めないところを厳選しています。
1冊,2冊のご寄付でも大変ありがたく頂戴いたします。皆様のご厚意を心よりお待ちしております。

※TERAKOYA ICHIKAWA PROJECT は,2020年,TERAKOYA NIPPON PROJECTとして生まれ変わります。

 

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