認知症サポーター養成講座を受講しました

まさに昨日のランチタイム。あるファミリーレストランのドリンクバーで,白髪のご高齢の女性が,氷を入れたグラスを「熱湯」と書かれている注ぎ口の下に置き,「このボタンを押すと熱湯が出ます」というボタンを,押したものかどうしたものか,躊躇しているのが目に止まりました。
「そこを押すと熱湯が出るみたいですけど,大丈夫ですか?」と声をかけたところ,おばあちゃんはニッコリ笑って,「はい」と。
そして,うまい具合に熱湯が氷にかかるようにグラスを傾けながら少しずつ注ぐと,それは嬉しそうに謎の「水」を席まで持ち帰っていました。

それだけのことです。お薬を飲むのにぬるま湯を作りたかったのかもしれません。
でもボタンの上をおばあちゃんの指が行ったり来たりする様子がとても気にかかったので,ついつい声をかけてしまいました。そのオバサンのおせっかいが,おそらくおばあちゃんの背中を押したのですね。余計なお世話だったにも関わらず,とても嬉しそうに微笑まれた様子が印象に残っています。


行徳のヤスイ薬局さんで本日開催された,認知症サポーター養成講座に参加してきました。

1時間半があっという間の素晴らしい講座でした。認知症になることが恥ずかしいことでも何でもなく,普通のことであるという強い信念で貫かれていました。中でも強く心に焼き付いたことが3つ。

  • ときに周囲の「声かけ」で,保たれている能力を活用することができる

前述のおばあちゃんは,結論から言うと認知症ではないと思いますが,それでも,一瞬でも自分が戸惑ったときに他人から声をかけてもらえたことが自信となったのでしょう。

  • 自分が認知症であることは,本人が誰よりもよくわかっていて,そして苦しんでいる

よく,「本人は認知症だから何もわかっていない」という言い方がされますが,それは大きな間違いであることも今日深く理解しました。

認知症患者の方の日記

誰よりも先に能力の衰えに気づくのは,誰でもない本人であるということも。
少し「おかしいな」と思ったら,何科のお医者様でもかまいません,いつも診ていただいているかかりつけの先生に相談してください。
認知症は,明日の朝起きたら認知症になっている,というものではありません。早い時期に気づけば,治療によって進行を遅らせることができると同時に,任意後見や信託などの制度を利用して,ご自身の財産を守り活用し,ご家族の負担を軽くすることもできるのです。

  • 子どもたちが認知症について学ぶことは,人生を学ぶこと

自治体が主催する認知症サポーター養成講座は,各地の小学校や中学校でも行われているそうです。
最近親しくお付き合いしているフィリピンの女性が,「フィリピンの人はね,お年寄りのお世話するの大好きなの!」と言っていたのを思い出します。当たり前のこととして何世代もが同居し,年長者を敬い,助け,年上の子どもが年下の子どもの面倒を見ている国。

核家族化の進む日本にも間違いなくあるはずの,人をいたわるという美しい文化。子どもたちに伝えてゆきたいものです。


講師の方,小島さんとおっしゃる男性の方ですが,本当にやさしくやさしくご説明くださいました。
最後にご挨拶がしたかったのですが,参加者の方との質疑応答が終わりそうになく,時間もなかったために仕方なく退出してきました。

市川市が,
認知症になっても安心して暮らせる街になりますよう。
まずは,あなたができる事から始めてみませんか。

はい,私は市川市には,特に認知症の方と,外国人の方と,地域のネコたちが,安心して暮らせる街であってほしいです。

認知症サポーターのオレンジリング。

 

では,本日の寺子屋いちかわ・かもめ塾のレッスンに行ってまいります。

 

 

*挿入写真は全国キャラバン・メイト連絡協議会さん作成の,認知症サポーター養成講座標準教材「認知症を学び 地域で支えよう」を撮影して使用しています。啓発のために敢えて利用させていただきましたが,問題があるようでしたらご一報いただければと思います。

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